徳之島町3小学校で遠隔交流授業

2015年06月11日

地域

ICTを活用した授業改善に向け、1人1台ずつ配布されたタブレット端末を使う児童ら(母間小学校提供)

ICTを活用した授業改善に向け、1人1台ずつ配布されたタブレット端末を使う児童ら(母間小学校提供)

 県教育委員会は複式学級のある徳之島町の3小学校で2学期以降、テレビ会議システムを活用した遠隔交流授業を導入する。3校の各教室にビデオカメラとテレビを設置し、互いに授業をテレビで実況中継することで、3校で同時に学年ごとの授業を受けることが可能になる。離島・へき地における少人数指導法の改善や、児童生徒が多様な意見に触れ合う機会が増えることやコミュニケーション能力の育成などの効果が期待されている。県内では十島村が全7校で年数回、同システムによる交流会を実施しているが、テレビを通じて日常的に交流授業を行うのは公立学校で初めて。