戴帽式で決意新た 奄美看護福祉専門学校

2018年05月12日

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看護学科2年の学生にナースキャップが授けられた奄美看護福祉専門学校の戴帽式=11日、奄美文化センター

看護学科2年の学生にナースキャップが授けられた奄美看護福祉専門学校の戴帽式=11日、奄美文化センター

  奄美市名瀬の奄美看護福祉専門学校(向井奉文校長)の第23回戴帽式が11日、同市の奄美文化センターであった。看護学科2年生40人が純白のナースキャップを身に着け専門領域の学習や長期実習を前に看護師への決意を新たにした。

 

 同校は、近代看護を築いたナイチンゲールの誕生日(5月12日=看護の日)に合わせ、毎年5月に戴帽式を行っている。保護者や在校生ら約260人が見守る中、学生はキャップを授かり、奉仕の心を象徴するともしびを手にナイチンゲール誓詞を読み上げた。

 

 向井校長は「医学の高度化や複雑化を壁と思わず、冷静に観察していけば必ず自らの良い経験として積み上げられる。看護師になり社会に大いに貢献することを切望する」と激励した。

 

 学生を代表して政あゆみさん(23)が「看護を学ぶ上で失敗や後悔もあると思うが、つまずいても諦めず、看護師に必要な知識を高め、技術を磨き、自分の描く理想の看護師に成長していけるよう、学ぶ意欲を持って学生生活を大切にしていきたい」と誓いを立てた。

 

 学生たちは今後、病院や施設などで実習を行い、国家資格の取得を目指す。