東京発信#アマクロ守ろう 私立昭和小学校 エコバッグ製作、配布へ 

アマミノクロウサギの保護啓発プロジェクトを展開する東京都の昭和小学校4年2組(大熊教諭提供)

#アマクロ守ろう―。奄美大島に生息するアマミノクロウサギの交通事故死をなくそうと、東京都の小学生たちが啓発プロジェクトを展開している。アマミノクロウサギを描いたエコバッグを製作し、奄美大島へ寄付する計画。クラウドファンディング(CF)で公開し、資金支援を募っている。学校の担当教諭が奄美大島を訪れ、関係機関などへ活動を広報している。

 

活動を展開するのは、東京都世田谷区の昭和女子大学附属昭和小学校(真下峯子校長)4年2組の児童36人。同校総合学習の一環で「わたしたちと自然」をテーマに設定し、世界自然遺産に登録された奄美大島の自然環境や動植物、保護活動について調べてきた。

 

大学教授らの講話を受ける中で、児童たちは、多くのアマミノクロウサギが交通事故で命を落としている現状に注目した。「自分たちが守りたい」とプロジェクトを始動。東京で暮らす児童にもできることとして、エコバッグ製作、配布による啓発を思いついた。

 

エコバッグは、児童一人一人が描いたアマミノクロウサギを印刷し、1000枚を製作する予定。完成後、奄美大島の小学生らに配布するのも目標の一つで、関係各所と調整を進めている。CFで資金を募り、SNS(会員制交流サイト)などでも広報する方針。

 

担任の大熊太郎教諭(31)が26日に奄美大島入り。地元機関による案内の下、アマミノクロウサギを観察した。27日は、教育委員会にプロジェクトの趣旨や経緯を説明したほか、地元事業所や各店舗にPRポスターを配り歩き、掲示と協力を呼び掛けた。

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同日、南海日日新聞社を訪れた大熊教諭は「東京で活動を進めているが、現地の状況を知りたいので来島した」と説明。「合い言葉は『#アマクロ守ろう』。児童たちの想いを形にして奄美へ届けるため、島民の方々にも応援してもらえたらうれしい」と語った。