沖永良部空港で不審者侵入訓練

2019年02月09日

地域

訓練で、制限区域内に侵入した不審者を取り押さえる警察官=7日、和泊町の沖永良部空港

訓練で、制限区域内に侵入した不審者を取り押さえる警察官=7日、和泊町の沖永良部空港

 2018年度沖永良部空港不法侵入事案等対処訓練が7日、和泊町の同空港であった。警察、消防、空港職員ら約30人が参加。立ち入り制限区域への不審者の侵入、空港消防隊と警察の連携による犯人の説得、制圧、確保という流れで連携協力体制を確認した。

 

 訓練は最終便出発後の午後5時25分開始。一般客を装った不審者2人が保安検査場を突破して制限区域内に入り、空港車両を奪って滑走路に侵入したとの想定で行った。

 

 通報を受けた警察車両が空港消防車と連携して、不審者の車を包囲。説得したが、さらに逃亡しようとしたため、警察官が取り押さえて逮捕した。

 

 講評で沖永良部署の向原昭仁署長は「悪天候の中、懸命に訓練する様子を見て心強く感じた。不法侵入事案はいつ発生するか分からない。日頃からの空港管理体制の強化と、関係機関が連携した訓練が大切。今後とも協力を」と呼び掛けた。