深場の造礁サンゴ被度68%/与論島茶花沖・春のリーフチェック

2017年06月08日

地域

サンゴ礁の健康状態を調べるダイバー=5月27日、与論町の茶花沖(海の再生ネットワークよろん提供)

サンゴ礁の健康状態を調べるダイバー=5月27日、与論町の茶花沖(海の再生ネットワークよろん提供)

 NPO法人海の再生ネットワークよろん(田畑克夫理事長)は6日までに、サンゴ礁の健康診断「ヨロン島リーフチェック」春の調査結果を公表した。茶花沖、通称・宮殿西で行い、造礁サンゴの被度は浅場(水深5~6㍍)24%(前年比1増)と横ばい。深場(同10~12㍍)は68%(同5増)と島内で実施したリーフチェックポイントの中で過去最高を記録した。渡辺暢雄事務局長は「サンゴの多様性も高く、陸域の影響を受けにくい外海は良好に回復が進んでいる」と評価した。