瀬戸内町留学制度、18年度から拡充 嘉鉄小、油井小中、篠川小中でも

2018年03月03日

地域

 瀬戸内町は2018年度、「にほんの里加計呂麻留学制度」対象校を拡充し、嘉鉄小、油井小中、篠川小中でも募集を始める。児童生徒の減少が著しい同3校区でも小中学生を持つ家族の定住を支援し、学校存続を図りたい考えだ。

 

 制度は2011年9月に始まり、当初は加計呂麻、請、与路3島と久慈校区で募集していたが、16年4月に久慈校が休校。以降は同3島への移住者を対象としていた。過去3年間の利用実績(児童生徒延べ数)は15年度15人、16年度18人、17年度23人と増えている。

 

 募集条件は▽町外の小学1年生~中学3年生▽保護者が制度の趣旨を理解して対象校区に住み、子どもたちの育成に協力的であること―。児童生徒が転入後、中学卒業月まで1人当たり月額3万円の特別助成金と、家賃の2分の1(入居後1年間、上限額1万1千円)の住宅助成金を支給する。

 

 問い合わせは電話0997(72)0113同町教育委員会総務課総務係へ。