絆深めた大運動会 世界遺産登録へ応援募金も 東京奄美会

2019年10月22日

地域

体育館に大きな声援が響いた4人1組のタイフーンリレー=14日、東京北区の東十条小学校体育館

体育館に大きな声援が響いた4人1組のタイフーンリレー=14日、東京北区の東十条小学校体育館

  【東京支社】東京奄美会(大江修造会長)の第121期総会・大運動会が14日、東京都北区の東十条小学校であった。約300人が参加。あいにく雨模様で同校体育館に会場を移しての開催だったが、出身者はスポーツを通して絆を深めた。総合成績では徳之島・天城・伊仙チームが名瀬を振り切って優勝した。会場には奄美群島の世界自然遺産登録を応援する募金箱も設置された。

 

 運動会は岡本大成副幹事長(喜界)の選手宣誓で開幕。準備運動で島口ラジオ体操を始めると、会場は和やかな雰囲気に包まれた。チーム編成は▽喜界・笠利・龍郷▽名瀬▽住用・大和・宇検▽瀬戸内▽天城・徳之島・伊仙▽沖洲・与論。最後まで接戦が続き、応援合戦にも力が入った。二人三脚や綱引き、ドッジボールでは、身を乗り出しての応援が続いた。

 

 昼休みには歌手の城南海さんが豊年節などの島唄を披露。体育館に透き通る歌声が響き、会場から大きな拍手が湧き起こった。

 

 大会運営委員長の勝光重・東京奄美会幹事長は「皆さんの協力で、無事に大会を終えることができた。競技や応援を通じて会員相互の親睦が深まった。若い世代の皆さんが率先して準備・運営に従事してくれた。大会成功のために尽力したくださった皆さまに改めてお礼を申し上げたい」と謝辞を述べた。

 

 東十条小学校は1969年、与論町出身の山下為吉さんが校長に就任したことが縁で、80年に与論・茶花・那間の3小学校と姉妹校盟約を結び、交流を続けている。

 

 運動会の結果は次の通り。

 ▽順位 ①徳之島・天城・伊仙②名瀬③瀬戸内④沖洲・与論⑤住用・大和・宇検⑥喜界・笠利・龍郷