西田さんチーム、タニタごはん全国大会出場

2019年10月26日

地域

全国大会で奄美の食文化をPRした(左から)田村さん、西田さん、満さん=22日、東京

全国大会で奄美の食文化をPRした(左から)田村さん、西田さん、満さん=22日、東京

 郷土料理を健康に配慮して現代風にアレンジした料理のレシピを競う「ご当地タニタごはんコンテスト」の全国大会が22日、東京であり、瀬戸内町の管理栄養士西田めぐみさん(46)を代表とするチームが出場した。入賞は逃したものの、奄美の豊かな食文化を紹介し、会場から大きな拍手が寄せられた。

 

 大会は健康総合企業のタニタ(東京都)などが協賛。全国から101点の応募があった。西田さんは管理栄養士の田村夏海さん(34)、保健師の満和恵さん(37)さんとチームを組んで「油そうめん」からヒントを得た「ベジダブルそうめん」と、「豚骨」をアレンジした「ヨーグルとんこつ」を出品し、九州・沖縄ブロックの代表に選ばれた。

 

 全国大会には、予選5ブロックを勝ち抜いた15チームが出場。西田さんのチームは、3分間のプレゼンテーションタイムをフル活用して奄美の豊かな食文化とメニュー完成までの過程を紹介。健康的な島の調味料についても説明した。

 

西田さんのチームが考案した「ベジダブルそうめん」(手前)と「ヨーグルとんこつ」

西田さんのチームが考案した「ベジダブルそうめん」(手前)と「ヨーグルとんこつ」

 入賞は逃したものの、審査員からは「予選段階から注目していたメニュー。島と食文化への誇りが伝わってきた。世代間でしっかりとバトンタッチされていることにも胸を打たれた」などと評価を受けた。

 

 西田さんは「全国大会に出場した他地域の皆さんの取り組みから多くのことを学んだ。食や健康を通じて奄美をPRし、地域活性へのお手伝いができたら」と振り返った。