野外、華やかなステージ  喜界町

2019年07月23日

地域

「喜界島OTO祭り」のステージ発表後、記念撮影をする出演者ら=13日、喜界町

「喜界島OTO祭り」のステージ発表後、記念撮影をする出演者ら=13日、喜界町

  野外音楽フェス「喜界島OTO祭り~スギラで夕陽に包まれて」(同島イベント実行委員会主催)が13日、喜界町中里のスギラビーチ特設会場であった。喜界島で公演したことがあるミュージシャンや喜界出身の歌手など7組が出演。オリジナル曲やカバー曲を熱唱し、島内外から訪れた多くのファンは夏の夕暮れに繰り広げられた華やかなステージを楽しんだ。

 

 地元の観光関係者や音楽愛好家らが音楽イベントを通じた地域活性化を目的に企画し、3年連続3回目の開催。

 

 出演者として時任三郎さん、沢田知可子さん、ISEKIさん(元キマグレン)、吉俣良さんのミュージシャン4人が来島。喜界町出身の川畑さおりさん、東郷晶子さん、KIKO&CHIAKIも歌声を披露した。

 

 ステージは地元3組の演奏でスタート。川畑さんが島唄「喜界や よい島」を伸びやかに歌い上げると、踊って演奏を楽しむ観客の姿も見られた。後半は島外アーティストを中心にステージを展開。沢田さんの代表曲「会いたい」を観客が一緒に口ずさんだ。最後は出演者

全員で「上を向いて歩こう」を歌った。

 

 この日は初の試みで、会場周辺に島の食材を生かした商品を提供する飲食ブースを設け、来場者は喜界島トマトラーメンや花良治みかんアンダーギーなどに舌鼓を打った。スタンド・アップ・パドルや黒糖作りなどのアトラクション体験コーナーも新設した。

 

 島内外からの来場者はおよそ700人(主催者発表)。同実行委員会の栄忠則代表(57)は「協力者がさまざまな分野の人に広がり、フェスの発信力が高くなってきた。喜界島の魅力を伝えるイベントとして継続し、地元の人が海でのんびりする日として定着もさせたい」と話した。