関西かごしまファンデーに3万5千人来場

2018年04月19日

地域

奄美黒糖焼酎を試飲する来場者=15日、京セラドーム大阪

奄美黒糖焼酎を試飲する来場者=15日、京セラドーム大阪

 鹿児島の物産などをPRする「関西かごしまファンデー」(関西鹿児島県人会総連合会主催)が15日、大阪市の京セラドーム大阪であった。特産品製造や観光など300事業者が出展。約3万5千人の来場者でにぎわった。奄美大島、徳之島などの世界自然遺産登録を支援する募金活動も展開された。

 

 今年で14回目。奄美群島からは8事業者が出展した。奄美黒糖焼酎の試飲コーナーには17蔵元の銘柄が並び人気を集めた。ゴマ加工品やもずく、つきあげなどの特産品販売もあった。喜界島の南村製糖はサトウキビ250キロを冷蔵輸送し、搾りたてのキビジュースを提供した。ステージでは関西奄美会女性部、関西奄美民謡芸能保存会、花園松穂会が「稲すり節」「ワイド節」「六調」などで盛り上げた。

 

 黒糖焼酎を試飲した大阪府の30代女性は「初めて飲んだ。とても美味しい。しかし黒糖という名前だけで大甘を想像してしまった。私以外にも誤解している人は多いと思う。奄美焼酎だけのPRイベントも面白いと思う」と話していた。

 

 徳之島の特産品を展示即売した一般社団法人徳之島(大阪市西淀川区)の小林昭宏理事長は「リピーターの方から『来年も楽しみにしています』といった声が寄せられる度に古里への誇りと感謝の気持ちでいっぱいになる」と手応えを語った。

 

 関西鹿児島県人会総連合会は出身地や出身校、居住地別につくる79団体が加盟。ファンデーは県出身者の交流の場にもなっている。

世界自然遺産登録を応援しようと募金活動も行われた=15日・京セラドーム大阪

世界自然遺産登録を応援しようと募金活動も行われた=15日・京セラドーム大阪