高千穂神社で六月灯 奄美市名瀬

2019年07月28日

地域

家族連れやカップルなどでにぎわった六月灯=27日、奄美市名瀬の高千穂神社

家族連れやカップルなどでにぎわった六月灯=27日、奄美市名瀬の高千穂神社

 奄美市名瀬の高千穂神社で27日夜、「六月灯」が始まった。神社境内へ続く参道を約200個の灯篭が照らし、訪れた浴衣姿の家族連れやカップルなどが夏の風物詩を楽しんだ。

 

 六月灯は南九州各地の神社で旧暦6月に行われる祭礼行事。名瀬の高千穂神社では毎年7月最後の週末に開いている。境内の特設ステージでは奉納演芸もあり、参拝者は合気道やダンス、日舞などを楽しんだ。今年初の取り組みとして、地元の井根町子ども会を中心とした児童生徒による「子どもみこし」もあった。

 

 同市名瀬から娘2人と孫を連れて訪れた吉山千恵さん(41)は「娘が足をけがして手術したのできれいに治るよう願いに来た。おみくじは大吉。祭りの雰囲気を楽しんでほしい」と話していた。

 

 28日は午後7時から六月灯祭や奉納演芸、餅投げ、子どもみこしなどがある。瀬戸内町古仁屋の高千穂神社でも同時刻から六月灯がある。