黒砂糖祭、海開きでにぎわう 徳之島町

2019年05月06日

地域

昔ながらのサタグンマの実演があった黒砂糖祭=5日、徳之島町畦

昔ながらのサタグンマの実演があった黒砂糖祭=5日、徳之島町畦

  【徳之島総局】徳之島町の畦プリンスビーチで5日、海開きと黒砂糖祭があった。昔ながらのサタグンマ(砂糖車)を使ったサトウキビ搾りや児童生徒らのダンス、吹奏楽などのステージがあり、大勢の家族連れでにぎわった。

 

 海開きを前に海岸清掃を行い、関係者が神事で海水浴シーズンの安全を祈願。その後、浜辺では砂浜に埋められたお菓子を探す「宝さがし」が行われたほか、子どもたちが海に飛び込み、元気いっぱい水遊びを楽しんだ。

 

 黒砂糖祭は、島の基幹作物サトウキビへの感謝を目的に実施している。サタグンマを使ったキビ絞りでは子どもたちが牛引きの体験を楽しんだほか、出来たての黒糖が振舞われ、来場者の長い行列ができた。ステージでは児童生徒の太鼓演奏やダンス、空手演武などの発表があり、最後はお楽しみ抽選会で盛り上がった。

 

 牛引きを体験した面縄小5年の富本倫太君(10)は「家で闘牛の世話をしているので、牛を上手に引くことができた」と笑顔を見せた。