龍郷町円小学校で集落合同大運動会

2018年10月14日

地域

集落にエールを送る児童たち=13日、龍郷町の円小学校

集落にエールを送る児童たち=13日、龍郷町の円小学校

 台風24号の被害が多発した龍郷町円集落の円小学校(徳永順美校長、児童5人)で13日、「円小学校・円集落合同大運動会」があった。台風の影響で2度延期し、約2週間遅れの開催。児童たちは日ごろの練習の成果を披露して元気いっぱい動き回り、復旧作業に追われる住民らを元気づけた。

 

 先月30日に予定していた合同大運動会は台風24号の接近で1日に延期。停電や集落内の建物被害も多かったため、住民が気持ちよく大会に参加できるように配慮してさらに延期した。倒木やフェンスの破損で校庭が使えず、体育館での実施となったが、場内は多くの人でにぎわい、学校と地域が一体となって大会を盛り上げた。

 

 第71回大会のスローガンは「5人の力は無限大!心を一つにゴールを目指せ」。児童は紅白、住民は西軍、東軍、郷友会に分かれ、かけっこや五色綱引き、輪入れなど15種目で爽やかな汗を流した。

 

 4年の姫野楓雅君(9)は「一輪車の練習を頑張っていたので運動会ができてよかった。地域の人もいっぱいいてうれしい」と笑顔。名瀬在住円集落郷友会の村田満則会長(76)は「台風の被害にあった人も多く、片付けに通う日々。子どもたちの頑張る姿を見るとうれしくなる。元気をもらって帰りたい」と話していた。