MAX鈴木さん来島 奄美市名瀬

2019年12月22日

地域

子どもたちと鶏飯の大食いにチャレンジする鈴木さん(右)=21日、奄美市名瀬

子どもたちと鶏飯の大食いにチャレンジする鈴木さん(右)=21日、奄美市名瀬

 大食い動画のインターネット配信で人気のフードファイターMAX鈴木さんを招いたイベントが21日、奄美市名瀬の飲食店であった。鈴木さんは奄美の郷土料理鶏飯を30分に何杯食べられるかを地元の児童たちと競い、13杯を平らげて観客を驚かせた。

 

 鈴木さんは39歳で東京都在住。大食いを始めたのは35歳と遅かったが、2016年の大食いテレビ番組でフードファイターの日本代表入り、18年にわんこそば大食いの世界記録を達成するなど日本を代表するフードファイターとして知られる。

 

 「奄美居酒屋58(ごっぱち)」に用意された鶏飯は1杯300㌘。30分で何杯食べられるかを少年サッカーチーム名瀬イレブンの選手15人と競った。保護者ら約30人が見守る中、名瀬イレブンの児童らが29杯を完食して鈴木さんに勝った。

 

 同店のオーナーと知人だったことから奄美に初来島したという鈴木さん。「時間がゆっくり流れる感覚があり女性もきれいな人が多い。すてきな島」「鶏飯はだしが効いてかんきつの香りもよくおいしかった。熱くて大食いでは苦労したけど食べやすい」と話した。

 

 イベントに参加した池畑壱桜君(名瀬小6年)は「鈴木さんの食べるスピードに圧を感じた。自分は3杯できつかったのに13杯はものすごい。わざわざ奄美まで来て勝負してくれてありがとう」と話した。

 

 鈴木さんは勝負には敗れたものの同日のうちに名瀬の飲食店でラーメンの大食いにも挑戦して大食漢ぶりを発揮した。「奄美の子どもたちと楽しい時間を過ごせたのがうれしい。私の場合は大食いだけど、好きなことを納得するまでとことん突き詰めてほしい」と児童らにエールを送った。