「奄美植物民俗誌」15日発売 えらぶ郷土研が編集 沖永良部島

2020年07月13日

15日発行の「奄美植物民俗誌」を編集したえらぶ郷土研究会の先田会長(右)と新納副会長

15日発行の「奄美植物民俗誌」を編集したえらぶ郷土研究会の先田会長(右)と新納副会長

 【沖永良部総局】えらぶ郷土研究会(先田光演会長)が編集した「奄美植物民俗誌│沖永良部島の事例より」が15日、発売される。

  同書はソテツやイトバショウ、ホウライチクなど同島でみられる植物102種を紹介する。植物について、生活や遊びの中での利用例なども示す。

  先田会長(77)は「島に自生する植物を切り口にしながら、先人たちが自然とどのように関わってきたのか、島に伝わる暮らしの知恵を記録した」と同書の狙いを語った。掲載写真の編集も担当した新納忠人副会長(77)は「島の植物と人との関わりの歴史を若い世代に知ってもらいたいと編集した。奄美の他の島の人にも読んでほしい」と話した。

  A5判カラー、150㌻。販売価格1800円(税抜き)。問い合わせ先は電話090(8765)1353先田会長。