剥岳林道を車両通行規制/「世界遺産」視野に

2016年12月02日

門扉を施錠して車両の通行規制を開始した剥岳林道=1日、徳之島

門扉を施錠して車両の通行規制を開始した剥岳林道=1日、徳之島

 林野庁九州森林管理局鹿児島森林管理署は1日、徳之島中部の国有林内の剥岳(はげだけ)林道で車両の通行規制を開始した。世界自然遺産登録を視野に、一帯に分布する希少な動植物の保護を図ることが目的。徳之島で林道の規制は初めて。同庁の職員が同日、林道の出入り口に設けた門扉を施錠した。地元の自然保護関係者は「昆虫の盗採が多かった。生物多様性の保全につながる」と期待を示した。