はたらくのりもの大集合 土木フェスタinあまみ 奄美市名瀬

2022年11月21日

子ども・教育

テーマパークのような多彩な体験で盛り上がった「土木フェスタin奄美」=20日、奄美市の名瀬港観光船バース

子どもたちに建設業の魅力を伝える「土木フェスタinあまみ」が20日、奄美市の名瀬港観光船バースであった。陸や海で活躍する乗り物の試乗体験やステージ発表、フードブースなどがあり、多くの家族連れでにぎわった。

 

イベントは人々の暮らしや街づくりを支える土木・建設業への理解普及と、将来の担い手の確保につなげようと県建設業協会奄美支部(畠利文支部長)が主催。毎年開催し、今回が9回目。

 

会場では▽ラフタークレーンやタワーリフトなど工事現場の重機▽警察・消防車両▽自衛隊の特殊車両や水中処分母船▽海上保安庁巡視船―など多くの「働く乗り物」が集まり、来場者は試乗体験や船内見学を楽しんだ。

 

官民協力してのイベントで国交省や環境省、県大島支庁もブースを設置。防災食や防波堤づくりなどのワークショップがあり、特設ステージでは「第1回『土木の日』作文コンクール」の表彰や猫車(作業用一輪車)レースで盛り上がった。

 

奄美市立朝日小5年の森山謙佑くんと中健くんは「高所作業車や船に乗ったり、かき氷を食べたくて参加した。やることがたくさんあって楽しい」と笑顔で話した。畠支部長は「女性の担い手も増えている。建設業に少しでも興味や理解を持ち、将来の選択肢にしてもらえたら。家族で楽しめる場として地域活性にもつながればうれしい」と語った。

 

作文コンクールの入賞者は次の通り。

 

▽県建設業協会奄美支部支部長賞 緒方乙葉(名瀬小6年)▽県建設業青年部会奄美支部支部長賞 兒島萌乃花(奄美小1年)▽優秀賞 牛ノ濵寧香(朝日小3年)、森詩織(小宿小4年)、川上愛子(大和小2年)