アサギマダラ「元気に飛んでいって」 児童がマーキング活動 龍郷町・龍郷小

2018年11月07日

子ども・教育

捕獲場所や日付などをマークしたアサギマダラを放す児童=6日、龍郷町の自然観察の森

捕獲場所や日付などをマークしたアサギマダラを放す児童=6日、龍郷町の自然観察の森

 龍郷町立龍郷小学校(橋口俊崇校長)の1~4年生21人は6日、学校裏山の林道などでアサギマダラへのマーキング活動を行った。児童は約30匹の羽に捕獲場所や日付、記録者名を書いて空に放ち、チョウの旅の無事を願った。

 

 アサギマダラは季節に合わせて日本列島を長距離移動する。同校は毎年、本州から南下する秋ごろにマーキング活動を行う。児童はチョウと触れ合いながら生態や飛行ルートを学んでいる。

 

 児童はこの日、同校から長雲峠の町自然観察の森まで林道などを歩いた。アサギマダラが蜜を好むキク科のヤマヒヨドリバナ周辺などで群れを捕獲し、自然観察の森でマーキングして放った。

 

 2年生の丸野心さん(8)は「(アサギマダラが)遠いところまで元気に飛んでいってほしいと思ってマーキングした」と話した。