英語で会話、交流深める ベトナムの中学生とオンライン 赤徳中

2022年09月28日

子ども・教育

ベトナムの中学生とオンラインで交流し、英語で会話を楽しむ赤徳中の生徒ら=27日、龍郷町赤尾木

龍郷町の赤徳中学校(土岐邦寿校長、生徒39人)で27日、オンラインによる国際交流授業があった。県教育委員会が主催する「教室から世界へ!かごしまグローバル・クラスルーム事業」の一環。生徒らはベトナムの中学生と画面上で顔を合わせ、英語を使ったゲームや会話を楽しんだ。

 

鹿児島の将来を担う国際的なリーダーの育成を目的に、2022年度から始まった新事業。実施期間は3年間。今年度はICT(情報通信技術)を活用した国際交流事業などに取り組む「With The World」(本社・兵庫県、五十嵐駿太代表)が受託し、県内の中高校計18校で実施する。参加国はベトナム、台湾、オーストラリアで日程は全5回。

 

同校では生徒らが一人1台ずつパソコンを使い、リモート形式でベトナムの中学生24人と交流。この日は8グループに分かれて自己紹介やゲームを行った。生徒たちは身ぶり手ぶりを交えたり、紙に書いた文字を見せたりと工夫しながら英語でコミュニケーションを図り、交流を深めた。

 

1年生の川口大舞さん(13)は「相手の質問に返すのが難しかったが、ジェスチャーで伝わったので楽しかった。英語で日常会話ができるようになりたい」と感想を話した。

 

2回目は10月18日に実施予定。英語科の別府友美教諭(44)は「同年代の子どもたちと交流することで、生徒たちが英語を使って身近なことを発信できるようになってくれれば」と期待を寄せた。