文化財防火デーで訓練 国史跡答申の与論城跡で 与論町

2025年01月28日

政治・行政

防水訓練をする消防団ら=26日、与論町

26日の「文化財防火デー」に合わせた防火訓練が同日、与論町の与論城跡であった。消防、町文化財保護審議会、子ども会、教育委員会などから約80人が参加。火災発生時の対応を再確認し、文化財保護の意識を高めた。

 

訓練は城跡内にある神社から出火したとの想定。通報を受けた消防が駆け付け、放水した。後半は子どもや一般参加者も交え、消火器を使った消火訓練を行った。

 

与論城跡は昨年12月、国の文化審議会が国史跡に指定するよう文部科学大臣に答申している。町文化財保護審議会の麓才良会長は訓練の講評で「私たちが見慣れている与論城跡が国の文化財になる。みんなで国の文化財を守るために訓練を繰り返しながら頑張っていこう」と話した。