奄美市新庁舎 市民にお披露目

2019年02月03日

政治・行政

2階はワンフロアサービスを導入。真新しい庁舎内部を見学する市民ら=2日、奄美市名瀬幸町

2階はワンフロアサービスを導入。真新しい庁舎内部を見学する市民ら=2日、奄美市名瀬幸町

 12日の開庁を前に奄美市役所新庁舎の見学会が2日、同市名瀬幸町の現地で開かれた。窓口手続きをスムーズにするワンフロアサービス、震度6強の地震に耐えられる免震構造を採用し、大島紬のデザインを随所に取り入れた。大勢の市民が訪れ、新たな行政拠点となる施設内部を興味深げに見入っていた。

 

 新庁舎は鉄筋コンクリート造9階建て(1階部分は駐車場)。市民部や保健福祉部などの2階、執務室フロアの4階、議会フロアの7階を中心に一般公開された。

 

 このうち市民利用の多い2階はワンフロアで各種手続きが完結するワンフロアサービスや総合案内所、番号発券システムを導入。両側に各課を配置し、中央のゆらいどころに待合用の椅子を多数設置した。内装は紬柄や地場産木材を取り入れて奄美らしさを演出した。

 

 見学会は午前10時のオープンから多くの人が来場した。真新しい設備や装飾に興味津々の様子。隅々まで見て回り、カメラで撮影する姿も見られた。

 

 子ども2人と訪れた同市名瀬の主婦、岡本悦子さん(36)は「ホテルみたい。キッズスペースやカフェもあってゆっくりできそう。窓口が多いので待ち時間が短くなってくれたら」と期待した。