金子氏が再選果たす

2014年12月15日

政治・行政

2回目の当選を決め、万歳する金子万寿夫氏(中央)=14日午後8時10分すぎ、鹿児島市谷山中央1丁目

2回目の当選を決め、万歳する金子万寿夫氏(中央)=14日午後8時10分すぎ、鹿児島市谷山中央1丁目

 【鹿児島総局】第47回衆院選は14日投票が行われ、即日開票の結果、奄美群島を含む鹿児島2区では自民党前職の金子万寿夫氏(67)が約9万2千票を獲得し、共産党新人の祝迫光治氏(71)に約6万票差を付けて4月の補欠選に続き2回目の当選を果たした。自民党は1区で前職の保岡興治氏(75)、4区で前職の小里泰弘氏(56)、5区で前職の森山裕氏(69)がいずれも当選したが、小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以来18年ぶりの県内小選挙区5議席独占はならなかった。最激戦区となった3区では無所属前職の野間健氏(56)が議席を守った。3区の自民党新人の宮路拓馬氏(35)は比例代表九州ブロックで復活当選した。民主党は議席奪還ならず、維新の党は議席を失った。社民党と共産党も議席を獲得できなかった。2区の投票率は47・11%にとどまり、前回の2012年より13・44も低下し、小選挙区制移行後では過去最低だった。