14年度ハブ咬傷者数 統計史上最少

2015年04月18日

政治・行政

奄美大島に生息するハブ(龍郷町買い上げハブ保管室提供)

奄美大島に生息するハブ(龍郷町買い上げハブ保管室提供)

 奄美群島で2014年度、ハブに咬まれた咬傷者の数は前年度より20人少ない33人で統計が残る1954年度以降最少となったことが17日、名瀬保健所のまとめで分かった。徳之島の減少が顕著で300人台に上ったピーク時(50年代)の1割に減った。関係者は「住民意識の高まりや行政の啓発活動の成果が表れた結果」とみている。奄美群島では奄美大島と加計呂麻島、請島、与路島、徳之島にハブが生息している。咬傷者数は名瀬、徳之島の保健所ごとに集計。2014年度は奄美大島が前年度比1人減の15人、徳之島が前年度比19人減の18人にとどまった。