古都に奄美出身者ら集う 京都奄美会が総会・懇親会

2024年07月13日

郷友会

奄美に思いをはせ、親睦を深めた京都奄美会の総会参加者=7日、京都市下京区(提供写真)

京都奄美会(竿田嗣夫会長)は7日、京都市下京区のホテルで2024年度総会・懇親会を開いた。京都近郊在住の奄美出身者や2世、奄美ファンら43人が集い、交流を深めた。

京都奄美会は、1930(昭和5)年に奄美出身者の京都学生会を発展解消する形で設立。「会員相互の親睦と互助並びに奄美出身青少年の育成を図る」ことが目的で、過去には同志社大学や京都外国語大学の学長、京都弁護士会会長なども参加。2009年から8年間休会していたが、17年に徳之島出身者らが中心となって活動を再開した。

 

総会では、新役員の竿田会長、大山公輝副会長、木内哲郎幹事、鳥山好美幹事、川島弘一監査委員、佐藤歩和監査委員を紹介。同執行部は沖永良部島出身者らで構成されており、任期は2期4年間。

 

京都学園大学(現京都先端科学大学)名誉教授でもある竿田会長(76)は「自分たちが生まれた郷土を再認識する中で親睦を深め、知恵や経験を生かして郷土の発展にも貢献していきたい」と話した。

 

続いて懇親会があり、京都先斗町で舞妓として活動する沖永良部島出身の秀芙美さんの京舞「夏は蛍」、竿田軍之助さんの三味線やシマ唄が披露され、出席者は京都文化と奄美文化の双方を堪能した。