さらに花あふれる島へ 徳之島「夢」振興会議が総会 東京
2024年08月07日
地域
NPO法人徳之島「夢」振興会議(横田捷宏理事長)は7月28日、東京都品川区のニューオオタニイン東京で通常総会を開いた。会員ら約20人が参加し、今年度も徳之島を支援する各種活動を展開していくことを誓い合った。
振興会議は2002年に設立された関東一円で暮らす徳之島出身者の自主的、自発的意思に基づいて組織されたボランティア団体。徳之島出身で東北大学教授だった徳田昌則氏が、ハワイのように花であふれる島にすれば観光振興などにつながると考え、集落や道路沿いなどに花木を植える「フラワープロジェクト活動」を20年以上続けているほか、毎年春に東京・代々木公園で開かれる「〝とくの島〟観光・物産フェアⅰn東京」ではブースを設けて焼酎などの特産品販売を手掛けるなど、徳之島全体を支援する活動を行なっている。
総会では新しい監事に松元啓一郎さん、事務局長に市村康さんが就任する人事や、25年春に島で「フラワープロジェクト活動」を実施する事業計画などを承認した。
徳之島町母間生まれで、長年勤務した金属熱処理企業で高度な技術が評価され08年秋に黄綬褒章を授与された喜多正吉さんが「銭金や要らないよ人こそ宝」と題して講演し、銅鉱山があった母間集落の歴史と文化などを紹介したほか、今後の島づくりとして空き家の有効活用などを提言した。
懇親会では、喜界島3世のタナカアツシさんが島唄を披露するなどして懇親会の場を盛り上げていた。