にぎやかに交流広げる 飲食ブースやステージも 龍郷町・大勝さくらまつり
2025年02月03日
地域

ステージパフォーマンスでにぎわう大勝さくらまつり=2日、龍郷町大勝
龍郷町大勝で2日、恒例の「大勝さくらまつり」(同実行委員会主催)が開かれた。会場の大勝生活館は家族連れなど多くの地域住民でにぎわい、ステージイベントや食事を楽しみながら交流を広げた。
大勝集落はヒカンザクラの名所。集落に隣接する山の頂上付近にはヒカンザクラ並木があり、連なって咲く様子が龍が天に昇る姿に見えることから「昇り龍桜」とも呼ばれている。
イベントは、実行委員会を組織する大勝青壮年団の団員らが中心となり毎年実施している。この日はステージに地元ミュージシャンなど11組が出演し歌や踊りを披露。飲食ブースには8店舗が出店した。町内3蔵元が協力し黒糖焼酎の振る舞い酒も行った。
ステージの最初を飾ったのは、大阪府から訪れたよさこい踊りグループ「夢舞隊」。華やかな衣装で登場し、会場の人たちを巻き込んで活気あふれる踊りを繰り広げた。龍郷町応援歌「GO!GO!たつGO!」に合わせたパフォーマンスも披露した。
踊りに参加した武野立果ちゃん(5)は「楽しかった」と笑顔。母の真紀さん(34)は「地域でこのような機会があって良かった。(息子が踊る姿が)かわいかった」と目を細めた。
実行委員長の村山健一郎さん(52)は「サクラを利用して地域が元気になり、楽しい輪が広がってくれたら」と話した。