桜や亜熱帯の植物楽しむ まほろばウオークに1千人 大和村

2025年01月27日

地域

約1000人が参加し、ヒカンザクラや山の自然を楽しんだ「まほろば大和ウオーキング大会」=26日、大和村の奄美フォレストポリス

第21回まほろば大和ウオーキング大会(大和村、村教育委員会主催)が26日、大和村の奄美フォレストポリス一帯であった。村内外から約1000人が参加。沿道のヒカンザクラや緑豊かな亜熱帯の植物を楽しみながら、爽やかな汗を流した。

 

奄美フォレストポリスは奄美群島最高峰の湯湾岳(標高694メートル)の麓に整備された森林公園で、一帯が国立公園、一部は世界自然遺産エリアにも指定されている。

 

コースは約1キロ、4キロ、6キロの3種類。昨年は満開だったヒカンザクラは、今年はまだ三~八分咲きが大半。それでも参加者は、コース周辺で満開に近い桜を見つけると、足を止めて家族や友人同士で桜をバックに記念撮影を楽しんでいた。

 

発着地点の管理棟周辺では健康相談コーナー、野菜や果物、鮮魚などの物産販売、今年4月にオープン予定のアマミノクロウサギ研究飼育施設「アマミノクロウサギミュージアム QuruGuru(くるぐる)」の広報ブースなどが設けられた。航空券や魚介類などが当たる恒例のお楽しみ抽選会もあり、会場は多くの人でにぎわった。

 

昨年に続き6キロのコースに参加した大和村の納琉亜(るあ)さん(名音小5年)と弟の琉生(りお)君(同2年)は、「坂道もあったけれど、あまり疲れなかった。去年より桜が少なかった」「(コース上に)アマミノクロウサギのふんが多かった」とそれぞれ話し、2人とも「(親や学校の先生と)みんなで歩けて楽しかった」と笑顔を見せた。