研修生の実践指導に協力 町職員らがカヌーなど体験 天城町B&G海洋センター

2023年09月29日

地域

ゼッケンを着用した研修生の指導でカヌー体験を楽しむ役場職員ら=27日、天城町与名間

マリンスポーツなどの指導者を目指し天城町B&G海洋センターで研修中の研修生らの実践指導が26、27の両日、同町与名間のヨナマビーチであった。2日間で計約40人の役場職員や地元住民が参加。研修生らの指導の下でカヌー体験などを楽しんだ。

 

研修は青少年の健全育成と地域活性化などを担う人材育成が目的。B&G(ブルーシー・アンド・グリーンランド)財団が1976年から実施しており、今回は同財団の施設がある自治体や施設の指定管理者職員など35人が参加している。

 

実践指導には町が協力し、職員や地元住民が受講生として参加。カヌー体験のほか、スタンド・アップ・パドル(SUP)体験や水辺の安全教室など3種を実施した。27日午前は研修生、役場職員ら計約20人が参加するカヌー体験があり、職員らは研修生の指導の下で操船の基礎を学び、レースなども楽しんだ。

 

町くらしと税務課職員の昇彩菜さん(32)は、カヌー初体験。「あまりマリンスポーツに親しんでいないので、せっかくの機会だから参加してみた。思いのほかバランスを取るのが難しかったが、研修生の指導が上手で楽しい時間を過ごせた」と話した。

 

岐阜県御嵩町から研修に参加している永冶颯汰さん(21)は「自分ができることと人に教えることはまったく別。町の協力のおかげで良い指導体験ができた」と感謝し、「研修も終盤。水辺の安全に貢献できる指導者を目指し、最後までやり遂げたい」と語った。