「声のプロ」と朗読会 MBC原口アナを講師に、宇検村・名柄小中

2018年02月03日

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原口さんと一緒に朗読する児童生徒=1月31日、名柄小中(提供写真)

原口さんと一緒に朗読する児童生徒=1月31日、名柄小中(提供写真)

 MBC南日本放送のアナウンサー原口奈菜さんを迎えて1月31日、宇検村の名柄小中学校で朗読会があった。児童生徒9人が参加。「声のプロ」に発声や朗読のこつを学び、読むこと、聞くことの楽しさを学んだ。

 

 朗読会はMBCが毎年3月に実施している「春の朗読会」の一環。アナウンサーが県内の小規模校を訪れ朗読の楽しさを伝えている。原口さんは自己紹介の後、生徒たちに大きな声でおなかから声を出すことなど発声や発音の練習法を教えた。

 

 朗読会では児童生徒らもお面をかぶって物語の登場人物に扮(ふん)して参加した。効果音や登場人物の感情を意識した原口さんの巧みな朗読に合わせて、児童生徒らも一生懸命に感情を込めて読み上げた。

 

 第14回ネリヤカナヤ創作童話コンクールで優秀賞を受賞した伊藤海渡さん(中学3年)も自身の作品「オコゼの気持ち」を朗読した。伊藤さんは「途中で間違えて焦ってしまったが、最後まで読めてほっとした。感情を込め、スラスラと読める原口さんはすごい」と感想を述べた。

 

 原口さんは「子どもたちみんなが仲良しで、地域の皆さんの温かさも感じられた。声を出して読むと、登場人物の感情を読み取ろうと工夫する。その意識をしっかり持って読むと、聞き手に物語が伝わりやすくなる」と朗読のこつを説明した。