奄美4市町で新たに53人感染 新型コロナ

2022年01月15日

地域

    県と鹿児島市は14日、新たに140人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。うち奄美群島在住者は4市町で53人だった。県は同日、霧島市で県内71例目のクラスター(感染者集団)が発生したと公表した。県によると13日現在、緊急事態宣言が発令されている奄美大島の病床使用率は72・7%(33床中24床)に達し、宿泊療養施設は83室中69室が埋まり、自宅待機者は556人に上っている。

 

奄美群島の新規感染者の内訳は▽奄美市41人(10歳未満から70代の男女)▽龍郷町7人(10歳未満から80代の男女)▽瀬戸内町3人(10代から80代の男性)▽徳之島町2人(30代の男女)。

 

群島の新規感染者を年代別にみると、10歳未満が11人、10代9人、20代と30代が各7人、50代6人、40代と70代が各4人、60代3人、80代2人となっている。

 

他の自治体で感染が確認されたのは鹿児島市49人、霧島市17人、鹿屋市5人、枕崎市3人、出水市、垂水市、日置市、曽於市、南さつま市が各2人、指宿市、薩摩川内市、志布志市が各1人。県外はいなかった。

 

霧島市のクラスターは、30~60代の男性10人が参加した会食で発生。14日までにこの10人の感染が確認されている。

 

変異株「オミクロン株」の感染者は7~13日に実施したゲノム解析で41人が確定し、計46人となった。

 

県全体の感染者の累計は1万167人。13日現在、医療機関に94人が入院し、219人が宿泊施設に入所、567人が自宅待機。重症者はなく、酸素投与が必要な中等症者は2人。