奄美5市町村で感染59人 新型コロナ、県累計が1万超す

2022年01月14日

地域

県と鹿児島市は13日、新たに115人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。うち奄美群島在住者は5市町村で59人だった。鹿児島市は同日、同市内の飲食店で県内70例目のクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。県内の感染者数は累計で1万人を超えた。

 

 奄美群島の新規感染者の内訳は▽奄美市54人(10歳未満から80代までの男女)▽瀬戸内町2人(10歳未満女性と90歳以上女性)▽宇検村1人(60代女性)▽龍郷町1人(90歳以上男性)▽徳之島町1人(10歳未満女性)。

 

群島の新規感染者を年代別にみると、40代が11人で最も多く、50代10人、10代8人、30代と60代各7人、10歳未満5人、20代4人、70代3人、80代と90歳以上各2人となっている。

 

他の自治体で感染が確認されたのは鹿児島市20人、霧島市8人、志布志市5人、曽於市と南九州市各3人、鹿屋市、出水市、さつま町各2人、枕崎市、日置市、いちき串木野市、南さつま市、伊佐市、長島町各1人。県外は5人だった。

 

県は同日、11~12日に発表したいちき串木野市の50代女性と、日置市の10代男性が2度目の感染だったことも明らかにした。

 

鹿児島市のクラスターは、市内の飲食店で行われた会合で発生した。13日までに20代の女性5人の感染が確認されている。県内でのクラスターは、昨年10月16日に公表された屋久島町以来となった。

 

感染者の累計は1万27人。12日現在、医療機関に79人が入院し、181人が宿泊施設に入所、514人が自宅待機。重症者はなく、酸素投与が必要な中等症者は3人。