年末年始の事故防止へ　交通ルール順守呼び掛け　奄美市

年末年始の交通事故防止キャンペーンが２３日、奄美市名瀬の末広本通りと名瀬中央通りアーケードであった。市、奄美署、関係機関から約７０人が参加。通行人や車に声を掛けてチラシなど２８０セットを配布。交通ルールの順守とマナー向上を呼び掛けた。

 

キャンペーンは県の年末年始交通事故防止運動期間（１０日～１月１０日）に合わせて実施。奄美署のほか、市議会、県交通安全協会奄美地区協会、奄美地区安全運転管理協議会、交通安全母の会、北大島保護司会の計７団体が参加した。

 

ＡｉＡｉひろばであった出発式で安田壮平市長は「関係機関と連携し、交通事故ゼロを目指して交通安全対策や地域での啓発活動などを一層推進していく」とあいさつ。奄美署の久保田昌二署長は「人身事故は大幅に減少しているが、死亡事故件数は昨年と同様。物損事故に関しては昨年より７％増加しており、一歩間違えれば人身、重大事故につながる可能性がある」と述べ、注意を促した。

 

配布した啓発チラシでは▽適切なライト点灯▽シートベルト・チャイルドシート着用▽自転車の交通ルール順守▽飲酒運転などの危険運転の防止―を重点として事故防止を呼び掛けている。