「年々技術上がっている」 マンゴーの出荷最盛期 沖永良部島

2024年07月27日

社会・経済 

収穫したマンゴーの出荷準備をする伊村農園の伊村達児代表=26日、和泊町

沖永良部島産マンゴーの出荷が最盛期を迎えている。各生産者の栽培状況で異なるが、今年は前年より果実肥大が早く、収穫も2週間ほど早まっているという。

 

和泊、知名両町の担当課によると、今年は沖永良部果樹生産組合所属の生産者が92戸(和泊47戸、知名45戸)。2023年産実績は生産量43.9トン(和泊28トン、知名15.9トン)、生産額9033万円(和泊6010万円、知名3023万円)。

 

沖永良部島では24日から定期船が欠航しているが、今のところ島外出荷ができないことによる大きな混乱はないという。定期船は27日から寄港する予定。

 

和泊町の伊村農園では26日、スタッフが収穫、箱詰め作業に追われていた。同農園のほ場でも例年より2週間ほど果実肥大が早く、既に9割超の収穫を終えたという。栽培を始めて9年目という伊村達児代表(55)は「マンゴー栽培は難しいが、組合で研修にも行き、島全体の技術は上がってきているように感じる」と笑顔で語った。