クルーズ船、今年初入港 「にっぽん丸」乗客350人奄美満喫 名瀬港
2025年01月24日
社会・経済

乗客359人を乗せて今年初入港した「にっぽん丸」=23日、奄美市
クルーズ客船「にっぽん丸」(2万2472㌧)が23日、乗客359人を乗せて、奄美市の名瀬港観光船バースに寄港した。同港へのクルーズ船入港は今年初。乗客約4割がオプショナルツアーで島内へ繰り出し、奄美を満喫した。
同船は21日午後1時半に東京を出発し、23日午前10時前に奄美入り。オプショナルツアーは約150人が利用。マングローブや金作原、本場奄美大島紬など、島の自然や文化に触れる四つのコースに分かれて島内を巡った。また、個人で市街地散策に出掛けたり、港の特設物産展で買い物をし

華やかな舞踊で見送る一条流奄美本部の会員ら=23日、奄美市
たりする人の姿も多く見られた。
喜寿のお祝いで夫婦で乗船したという村松昭子さん(76)=静岡県=は「コロナ前に加計呂麻島を訪れた事があり、とても良かった。大島内の観光は初めてで、宇検村や住用など中南部を巡るツアーに参加するので、とても楽しみ」と笑顔でバスに乗り込んでいた。
出港セレモニーでは、恒例の島唄や六調のほか、一条流奄美本部(伊東千恵子会主、会員約40人)が約20年ぶりに奄美新民謡に乗せて踊りを披露。次の寄港地である与論島へと華やかに見送った。
同港へのクルーズ船寄港は、3月ごろから国内外船とも、本格化する見通し。