PCR検査付き旅行メニュー販売 与論島のダイビング業者
2021年04月10日
社会・経済
与論島でダイビング業を営む小林剛さん(52)はこのほど、旅行者と受け入れる島民が少しでも安心できるよう、新型コロナウイルスの事前PCR検査を付けた旅行メニューを売り出す「おかえりなさいヨロン島キャンペーン」を始めた。小林さんは「コロナ禍の厳しい状況は続いているが、島を大事に思ってくださる方に、安心の確率を高くして来ていただきたい」と話している。
おかえりなさいヨロン島キャンペーンは、来島予定の旅行者がPCR検査を行い、感染低リスク判定を事前に確認する事で、旅行者と島民それぞれが少しでも安心できる環境づくりを目指す目的。今回は第2期で、5月31日(6月30日チェックイン)まで予約を受け付けている。
小林さんは昨年7月に来島してダイビングショップ「スキンダイブ与論」を開業。当初から新型コロナの影響を受け、客足が伸び悩み、現状打開のため考えたのが同キャンぺーンだった。自宅でできるPCR検査キットの普及もきっかけになったという。
島内のダイビング、リラクゼーション、宿泊の3業者が協賛。事前PCR検査に宿泊、ダイビングなどを加えた5メニューをそろえた。
キャンペーンを利用した来島の流れは来島手段によって異なる。船での来島時は、ホームページからメニューを購入。検体採取キットを使い、来島日の1週間│数日前に自宅などで各自検体を採取し、返送用封筒を使って検体を返送。数日内にメールで検査結果が届くので、与論島への来島時に「低リスク」「陰性」などの検査結果を持参してもらう。
飛行機で来島する際は、日本航空が行っている「JAL国内線PCR検査サービス」での事前検査と合わせたメニューも紹介している。
今後は事前検査から来島するまでの間の感染リスクを考え、来島時の抗原検査の追加も検討している。
キャンペーンの詳細はhttps://www.yorons.com/