今期３万６８０８㌧を計画　和泊町糖業振興会総代会

和泊町糖業振興会（会長・前登志朗町長）の２０２２年度総代会は８日、同町のえらぶ長浜館であり、今年度の事業計画や予算を決めた。今年度も糖業振興に向け、技術指導や地域の担い手育成に努める。

 

同町の２１～２２年期サトウキビは収穫面積７３９・３３㌶、１０㌃当たり収量（単収）５２３０㌔、生産量３万８６６８㌧。知名町と合わせた生産量は２期連続で９万㌧を超えた。

 

２２～２３年期は７月１日現在見込みで面積７６９・２０㌶（夏植え１１７・２９㌶、春植え６６・２８㌶、株出し５８５・６３㌶）、生産量３万６８０８㌧を計画。振興方策として、▽大規模農家の育成▽畑かん施設活用による単収向上▽病害虫の早期防除徹底推進│などを挙げた。

 

総代員からは資材高騰を受けた奄美群島内での陳情活動についての質問や、原料価格の値上げ要請などがあった。

 

協議を前に、好成績を収めた３個人１支部と、糖業振興に貢献している各支部の１７人を表彰した。

 

主な被表彰者は次の通り。（敬称略）

 

▽高生産農家　芋高司（生産量２１７０㌧）▽高単収農家　坪山文子（単収８２８９㌔）▽高品質農家　大野良一（平均糖度１６・７０度）▽高単収支部　永嶺支部（単収６４０６㌔）