低利用魚にスポット/沖永良部からゲソなど―商談会、鹿児島市で

2015年09月16日

社会・経済 

ソデイカのゲソ、アカイカ、マガキガイを出品し、注目された沖永良部島漁協のブース=15日、鹿児島市与次郎2丁目

ソデイカのゲソ、アカイカ、マガキガイを出品し、注目された沖永良部島漁協のブース=15日、鹿児島市与次郎2丁目

 需要が少なく、低価格・低利用の魚にあらためて着目して新たな商材として提供し販路拡大を図ろうと「第1回かごしま低利用魚商談会」が15日、鹿児島市のホテルで開かれた。奄美からは沖永良部島漁協(東善一郎組合長)が参加してソデイカのゲソやアカイカ、マガキガイを売り込み、県内外の流通加工業者や外食産業の担当者から注目を集めた。

 和泊町の漁業士で漁業者グループ「しまんちゅプラザ」代表の関根博和さん(52)は「魚価の低迷、資源の減少で漁業経営が苦しい中、少しでも付加価値を高めておカネにしたいと考えていたので喜んで参加した。何とか皆さんの知恵を拝借したい」と話した。