「魚料理、宅配します」 需要拡大狙い10月末まで 漁業従事者の所得向上で実施 えらぶ漁業集落

魚料理の宅配事業「魚宅」の利用を呼び掛ける漁業関係者=20日、和泊町

 【沖永良部総局】沖永良部島のえらぶ漁業集落(関根博和代表)は17日、和泊町内の鮮魚店や飲食店などと協力し、魚料理を宅配する事業のテストマーケティング「魚宅」を始めた。新型コロナウイルスの影響で、同島の魚介類の相場が落ち込む中、商品流通を活性化させ、漁業従事者の所得向上を目指す。実施期間は10月末まで。

 

 同集落事務局の沖永良部島漁協によると、県内の新型コロナ感染拡大に伴う飲食店への時短要請の影響で8月20日以降、魚種によっては例年の半値ほどの取引が続いていることから、魚介類の需要拡大を狙って試験的に「魚宅」を開始したという。

 

 参加店舗は、和泊町内の5カ所で、刺し身や空揚げ、煮付けなどのメニューが並ぶ。配達は、同町内の宅配事業者と連携して行う。

 

 商品の予約は、参加各店舗に電話で行う。予約受付時間は店舗別で異なるため、確認が必要。宅配エリアは和泊町内で、配達時間は午後6~8時。宅配料金は、1店舗当たり300円。宅配可能日は、水~土曜日。

 

 同事務局担当者は「外食時間が制限されている中、お店の味が楽しめる。魚宅で島魚の魅力を多くの人に知ってほしい」と話し、同宅配事業の利用を呼び掛けている。事業に関する問い合わせ先は、電話0997(92)3427えらぶ漁業集落(沖永良部島漁協)。