イセエビ漁が解禁 水揚げ初日は94・5㌔

漁が解禁され、水揚げされたイセエビ=21日、奄美市名瀬

 奄美群島で21日、イセエビ漁が解禁された。奄美市名瀬の名瀬漁業協同組合(満林春男組合長)では、早朝から水揚げされた赤エビ(カノコイセエビ)や青エビ(シマイセエビ)が並び、仲買人が競り落とす風景が見られた。初日の水揚げ量は前年比9㌔減の94・5㌔(赤エビ32・5㌔、青エビ62㌔)で、3年ぶりに100㌔台を割り込んだ。

 

 イセエビ漁は資源保護を目的に、産卵期に当たる5月1日~8月20日は禁漁とされている。

 

 名瀬漁協によると、21日は名瀬漁協管内のほか、奄美市笠利町、同市住用町、瀬戸内町からも水揚げがあった。1㌔当たり競り価格の最高値は赤エビが4700円、青エビは3811円だった。

 

 100㌔未満の水揚げとなった要因について同漁協の担当者は「漁解禁初日の21日は満月だったため、捕獲に適した闇夜と比べイセエビが岩陰から出てこなかった可能性がある」と述べた。

 

 満林組合長は「今年も前年に近い漁獲があり、まずまずのスタート。資源保護に向け抱卵しているイセエビを捕獲しないよう、組合員から自発的な声が上がっており、漁協内の捕獲ルール化を検討していきたい」と話した。