コーヒー苗植えに挑戦 徳之島高生ら

コーヒーの植え付け作業に汗を流す徳之島高校の生徒=29日、伊仙町阿三

 徳之島コーヒー生産者会(吉玉誠一会長)と徳之島高校総合学科の生徒らによるコーヒーの苗植えが29日、同会の第3実証農場=伊仙町阿三=であった。2、3年生の生徒14人が参加。生産農家の手ほどきを受けながら約40㌃の農場に800本の苗を植え付けた。

 

 コーヒー栽培の実証実験は味の素AGF(東京都)、丸紅(同)と同会、伊仙町の4者による共同プロジェクト。生徒らは実習の一環として事業に参加、協力している。

 

 今回植えた苗は同校や島内の障がい者施設などで1年間かけて育ててきたもの。生徒らはドリルの付いた穴掘り機を用いて等間隔に深さ約30㌢の穴を掘った後、コーヒーの苗木を丁寧に植え付けていった。

 

 同会によると植えたコーヒーは4、5年後には収穫が可能という。大学で農業を学びたいという重田聡志さん(3年)は「コーヒーの植え付けは初めて。1本1本大切に育てた苗なので元気に育ってほしい。どんなコーヒーができるか楽しみ」と笑顔を見せた。

 

 作業を見守った吉玉会長は「生産者も高齢化が進み、高校生たちは孫の世代。真面目にてきぱきと動いてくれるのでとてもありがたい」と目を細め、「若い世代にコーヒー栽培の可能性を感じてもらえたら」と期待を込めた。