与路島にソーラー電気3輪車 TARGET amamiが新事業 瀬戸内町

TARGET amami社の瀧取締役(左)と車両整備中のソーラー電気3輪車(提供写真)

  瀬戸内町に本社を置くTARGET社(Minto Brown代表取締役社長)はこのほど、関連会社を合併し、奄美関係事業を新たに立ち上げたTARGET amami社(立石聡明社長)へ集約した。また、奄美・沖縄の世界自然遺産登録も見据え、ソーラー電気3輪車の全国販売・レンタル事業を開始すると発表した。第1号車両を同町与路島に導入し、実証事業を行う。事業担当者は「脱炭素社会に向けた新しい観光の在り方を奄美から発信したい」と話した。

 

 TARGET amami社は奄美事業担当・取締役に、奄美市名瀬出身で、トヨタ自動車で長年開発や組織戦略業務を担ってきた瀧真一郎氏(56)を新たに迎えた。

 

 同社のソーラー電気3輪車は、家庭用電源で充電する電動式車両をベースとし、車両上部にソーラーパネルを設置したもの。通常走行で約50㌔、ソーラーを使用してプラス10㌔ほど走行できるという。最大3人乗りで、最高速度は45㌔。運転するには普通自動車免許が必要。

 

 奄美市名瀬の奄美マイカーセンター(喜元健一郎代表)が車両の改造と整備、TARGET amami社が商品企画と広報、レンタル事業などを担当する。また、関連会社と連携し、奄美群島のほか全国34国立公園と418有人離島で、販売・レンタル事業の展開を目指す。

 

 第1号は9月上旬ごろに与路島に運び入れる。瀧取締役は「国立公園や世界自然遺産にふさわしいエコな乗り物であると同時に、ガソリンスタンドのない離島での観光展開にも期待できる。住民の要望を踏まえながら運用方法を考え、地元に利益をもたらす存在にしたい」と話した。

 

 TARGET社は同社を存続会社とし、同町のTARGET DX社(立石聡明代表取締役社長)とNPRツーリズム奄美社(平田大代表取締役社長)の3社を合併した。