徳之島町、軽石回収に着手 町職員50人が作業

人力で軽石の回収に当たる職員=8日、徳之島町の井之川漁港

 徳之島町は8日、漂着した軽石の回収に着手した。初日は同町の井之川漁港で延べ約50人の同町職員が人力で作業を実施。1日の作業で2トントラック、4トントラック各3台分を回収した。

 

 徳之島では10月18日までに全域の海岸で軽石の漂着を確認。特に太平洋に面する徳之島町の中部から北部の海岸に大量に漂着しており、漁港や漁船が使用不可能になるなど影響が出ている。

 

 徳之島町は11月4日までに2回の対策会議を開き、職員を動員した回収に踏み切った。回収作業は8日から12日まで実施。町中部から北部にかけて軽石が漂着している漁港や周辺の海岸で作業に当たる。回収作業は軽石の漂着状況を見ながら、来週以降も継続する予定という。

 

 井之川漁港では既に建設業者などが除去作業を行っているが、その後に漂着した軽石が厚さ10㌢ほど堆積している状態だった。職員らはスコップで軽石を集め、土のう袋に詰め込んだ後、トラックに移し替える作業に当たり、午前中2時間の作業で2トントラック1台、4トントラック1台が満載になった。回収した軽石は処分方法が定まるまで町内で一時保管するという。

 

 町総務課財産管理係の井川博史主幹(39)は「このまま漁に出られなければ漁業関係者は年を越せなくなる。まずは漁港やその周辺の回収を急ぐ」とし、「回収しても再び漂着する恐れがある。島を挙げて取り組まなければならない問題。住民や建設業者との連携も視野に今後の対応について協議したい」と話した。