東京パラ2020へ県庁で採火式

ランタンに聖火をともす塩田知事=12日、鹿児島市の県庁

 東京2020パラリンピック開催に向けた県の聖火フェスティバル(実行委員会主催)が12日始まり、鹿児島市の県庁で同日、聖火の採火式があった。種子島火縄銃保存会が火打ち石で採火し、塩田康一知事が種火用のランタンに着火。聖火は分火され、13日から15日までの3日間、「聖火ビジット」として県内16カ所の障がい者施設を訪問する。奄美群島では、13日に奄美市名瀬の「愛の浜園」を訪れる。

 

 東京パラリンピックは8月24~9月5日まで。22競技539種目で競う。聖火は各都道府県ごとに採火され、各地で独自のイベントが行われる。

 

 鹿児島県では県の実行委員会による聖火ビジットのほか、12日現在で24市町村が役場や公共施設での聖火展示などを予定。奄美群島では大和村、宇検村、和泊町、知名町、与論町が実施を計画している。

 

 県関係者らが出席した採火式で、塩田知事は「聖火フェスティバルが障がい者スポーツに対する県民の関心を高めるとともに、温もりのある共生社会実現の契機になることを期待する」とあいさつした。

 

 式典では、火縄銃保存会が空砲を使用した火縄銃射撃のデモンストレーションも披露。保存会の福井清信会長は「鹿児島県の聖火が種子島の火打ち石でおこされたことをうれしく思う。パラリンピックの成功を祈りたい」と話した。

 

 聖火は各都道府県のイベント終了後、20日に東京で集火。パラリンピック発祥の地イギリスのストーク・マンデビルからの火と合わせて一つになる。鹿児島県では東京での集火に向けて16日、県庁で聖火の出立式を行う。

火縄銃一斉射撃のデモンストレーション=12日、鹿児島市の県庁