水で描いたアートでお見送り 奄美空港

水で描いたイラストやメッセージで乗客を見送るJAL奄美大島空港所の整備担当者(提供写真)

  奄美市笠利町の奄美空港で、整備担当者が可動式の噴霧器を使い、駐機場に水でアート作品のようなメッセージ付きのイラストを描いて乗客を見送るサービスが話題になっている。

 

 今月8日の羽田行きの便に搭乗した駒澤大学の須山聡教授(57)によると、整備担当者が、ハイビスカスやヤシの木のイラストとともに「ありがっさまりょうた またいもーれAMAMI(ありがとうございます。また奄美にお越しください)」というメッセージを駐機場に描くと、機内では多くの乗客が歓声を上げて喜んでいたという。

 

 須山教授らが目にした水で描いたメッセージ付きのイラストは、日本航空(JAL)奄美大島空港所による乗客見送りサービスの一環。整備担当の森本慎一さん(51)が企画し、4月25日から実施している。乗客の搭乗から飛行機が動き出すまで長くても15分。全ての乗客が見えるようにと、短時間で機体の左右に二つずつ計四つの作品を描く。

 

 森本さんは「天気のいい日は水がすぐに蒸発し、1分ほどで消えてしまう。出発までのわずかな時間だが、お客さんに楽しんでいただけたらうれしい」と笑顔で話した。

 

 須山教授は「すごいアトラクションだと思った。ホスピタリティー(おもてなし精神)を感じた」と絶賛。あっと言う間に消えてしまう作品だが、乗客の心にしっかりと奄美の旅の思い出を刻んでいた。