糖酸バランスよく高評価 瀬戸内町、パッション分析会

生産者の技術向上などを目的に開かれたパッションフルーツ果実分析検討会=7日、瀬戸内町古仁屋

 瀬戸内町の重点振興品目パッションフルーツの果実分析検討会(瀬戸内パッションブランド産地協議会主催)が7日、同町のせとうち物産館であった。農家16戸が持ち寄った果実28点の糖度、酸度を測定。平均糖度17・0度、平均酸度1・91%で、例年より糖度は低いものの酸切れが早く、分析に立ち会った産地協議会役員は「糖と酸のバランスがよく、おいしい果実ができた」と評価した。

 

 生産者の技術向上などを目的に、毎年6月中旬に実施。2021年産の収穫開始が5月中旬と例年より1週間早く、検討会も前倒しした。

 

 出店品種はルビースター27点、サマークイーン1点。県や町の担当者、協議会役員が果実を切開して糖度と酸度を測定した。糖度は最高18・7度、最低14・7度。酸度は最高2・72%、最低1・19%。果実の成熟度を示す糖酸比は8・9で、過去10年間では20年産の10・2、11年産の9・2に次ぐ高さだった。

 

 産地協議会事務局の町農林課は21年産の生育状況について「10月から11月上旬までに植え付けたほ場では生育が良好だったが、植え付けが遅かったほ場は低温の影響で生育が悪い。開花期の3月は気温が高く、4月上旬の高温で一部着果不良がみられたものの、例年並みの着果量」と分析した。

 

 産地協議会の重村満久副会長(65)は「身が詰まりジューシーなパッションができた。今後も互いに切磋琢磨(せっさたくま)しながら、かごしまブランド団体認定の名に恥じないようにパッションづくりをしていきたい」と話した。

 

 町内の21年産の収穫面積は2・6ヘクタール、生産量は42・3トンを計画。収穫は7月下旬ごろまで続く見込み。