織り技術者へ決意新た 紬専門学院入校式 奄美市

本場奄美大島紬技術専門学院に入校した(左から)重井さん、直田さん、寿賀さん=7日、奄美市名瀬

 大島紬の技術者を育成する本場奄美大島紬技術専門学院(校長・牧雅彦本場奄美大島紬協同組合理事長)の2021年度入校式が7日、奄美市名瀬の市産業支援センターであった。入校生3人が式に臨み、世界に誇る伝統産業の担い手を目指す決意を新たにした。

 

 同学院は1980年に開校し、これまでに449人が卒業。18年度からは一般財団法人きものの森の支援を受けて織り技術者の後継者育成に取り組んでいる。今年度は8月に1人が加わる予定で、計4人が2年間かけて専門の織り技術を学ぶ。

 

 入校式で牧校長は「大島紬は先人から受け継がれてきた財産。真摯(★しんし)に学び、切磋琢磨(せっさたくま)しながら一歩一歩着実に技術を習得してほしい」と式辞。印南百合子県大島支庁長らが「個性、創造性を発揮し、文化と産業を担う人材として活躍してほしい」などとエールを送った。

 

 入校した3人はいずれも奄美市在住。重井香織さん(37)は「祖母が機織りをしていてかっこいいと思っていた。不安もありつつだが、少しでも技術を学びたい」と笑顔を見せ、寿賀るみさん(54)は「大島紬は昔から身近にあった。先輩たちのようにきれいな紬が織れるよう頑張りたい」と抱負を語った。志布志市出身の直田みどりさん(58)も「機織りは難しい。2年間でしっかりと技術を習得して目標を達成したい」と意気込みを語った。