農家支援にマンゴー販売会 徳之島町

行列ができたマンゴーの臨時販売会=26日、徳之島町役場

 台風6号の影響で出荷できなかったマンゴーの臨時販売会が26日、徳之島町役場であった。町が生産者支援の目的で開催。町職員や町民ら約60人が詰め掛け、町内の4生産者が出品した計240キロが完売した。旬の味を求めて販売開始前から行列ができる盛況ぶりだった。

 

 同町のマンゴーは、ふるさと納税の返礼品として人気があり、今年度は全国から約2000キロの予約が入っている。既に収穫の最盛期を迎えているが、台風で船便の乱れが続いたため、生産農家から「出荷ができず大変困っている」と相談があり、急きょ販売会を開催した。

 

 出品したマンゴーは、出荷できずに完熟したものや傷がついたものだが、味には問題ない。通常は1キロ約4000円で販売しているが販売会では1000円で購入できるとあって好評だった。購入した30代女性(同町亀徳)は「うちもジャガイモ農家なので生産者の痛みはよく分かる。少しでも応援になればうれしい」と笑顔を見せた。

 

 出品した同町亀津のマンゴー農家の男性は「例年にない豊作だっただけに出荷できなかったのは残念」としながらも、「捨てるよりは喜んでくれる人に買ってもらった方が良い。急なお願いだったにも関わらず販売会を開いてくれた役場にも感謝したい」と話した。