黒糖焼酎、SNSで情報発信を 海外での認知高め販路拡大 輸出等促進連絡会

奄美黒糖焼酎の海外戦略について意見を交わした輸出等促進連絡会=2日、奄美市名瀬

 奄美黒糖焼酎輸出等促進連絡会(県酒造組合奄美支部、熊本国税局共催)が2日、奄美市名瀬の奄美会館であった。講演やパネルディスカッションがあり、黒糖焼酎の海外での認知度向上や販路拡大を図るため、世界自然遺産登録に付随したプロモーションやインターネット交流サイト(SNS)を活用した英語による積極的な情報発信の必要性が指摘された。

 

 同連絡会は今年1月に続いて2回目の開催。酒造会社や行政、観光関係団体などからオンラインを含め約50人が参加した。

 

 講演では、奄美に移住した米国出身のショースタク・ティム氏とニュージーランド出身のジョン・マノリト・カントゥ氏が黒糖焼酎の魅力や可能性に触れたほか、サイバー大学教授の勝眞一郎氏が将来を見据えた戦略と海外市場へのアプローチ方法について解説、助言した。

 

 3氏も加わったパネルディスカッションは、杉岡秋美氏(奄美国際ネットワーク代表)、麓憲吾氏(アーマイナープロジェクト代表)、深田小次郎氏(しーま代表)、中村修氏(NPO法人TAMASU理事長)、江﨑隼太氏(民宿さんごビーチ)がパネラーを務めた。

 

 「英語版のホームページを持つ蔵元が少ない」「海外展開は費用対効果が見込めない」などの現状が報告され、「奄美の生活や文化などと一緒に黒糖焼酎の魅力を伝えて、外国人の心をくすぐる感情共有の仕掛けづくりが求められる」や「『奄美黒糖焼酎』よりシンプルで海外でも浸透しやすいブランド名を考えるべき」といった提言があった。