「男のきもの」普及に尽力 銀座、泉二さん功績たたえパーティー

2018年02月03日

社会・経済 

来賓と共に鏡開きに臨む泉二社長(右から3人目)=1月27日、東京・帝国ホテル

来賓と共に鏡開きに臨む泉二社長(右から3人目)=1月27日、東京・帝国ホテル

 ㈱銀座もとじ(泉二弘明社長)は1月27日、東京・帝国ホテルで「男のきもの開店15周年記念」「着付けDVD本出版記念」パーティーを開催した。450人を超えるきもの愛好家が出席。「男のきもの」普及に尽力した泉二さんの功績をたたえた。

 

 パーティーのなかで泉二社長は「皆さまのおかげで『男のきもの店』も15周年を迎えることができた。東京五輪の際にはきもの姿で海外のお客さまをお迎えすることにより、日本文化発信の一端を担うことができたら」とスピーチ。来賓のロバート・キャンベルさん(日本文学研究家・東京大学大学院教授)は「泉二さんにきものの着方を教えられた。和装の精神は洋服を着るときにも生きている」と述べた。

 

 来場者からは「どちらかというとマイナーになっていた『男のきもの』をメジャーにした泉二さんの功績は大きい。きものの着方を紹介するDVD本は、入門書としては最適だと思う」との声があった。

 

 当日のドレスコードは「きもの」。会場は美しい着こなしで華やかな雰囲気。奄美出身の歌手、元ちとせさんと中孝介さんは、本場奄美大島紬姿でステージに立ち、圧倒的な声量と伸びのある艶やかな歌声で来場者を魅了した。

 

 パーティーは泉二社長と後継者2代目の啓太氏と登壇し、恒例となっている「銀座もとじ五本締め」で閉会した。