〝幻の砂浜〟百合ケ浜に感激 与論島FAM

2019年11月20日

社会・経済 

沖合に出現した百合ケ浜で記念写真に納まるFAMトリップの参加者たち=17日、与論島

沖合に出現した百合ケ浜で記念写真に納まるFAMトリップの参加者たち=17日、与論島

 国内在住の外国人らを招いたツアー「与論島FAM(ファム)トリップ」が17日から2日間、同島であった。地元の認定エコツアーガイドと地域通訳案内士計5人が同行して島の魅力をPR。「幻の砂浜」と呼ばれる人気の観光スポット・百合ケ浜では、ゲスト2人が目の前に広がる絶景に感激した様子で、旅の思い出を胸に刻んでいた。

 

 来島したのは、中国系メディア・東方インターナショナル所属で中国出身の河田銀紗さん(42)と、米国出身で奄美市ALT(外国語指導助手)のオリベロ・ジェイクさん(27)。FAMトリップ初日は、百合ケ浜やヨロンシーサイドガーデン、与論城跡(琴平神社)を訪れた。最終日は、与論民俗村で草木染め体験などを行った。

 

 河田さんは「海がとても美しく、感動した。与論島の通訳、ガイドの方々に感謝したい。上海の家族を連れてまたぜひ来たい」と笑顔で話した。

 

 昨年に続きFAMトリップに参加した通訳案内士の本とよさん(66)は「前回の経験があったおかげで今年はスムーズに通訳できたと思う。ただ、歴史や文化についてはうまく説明できない場面もあり、もっと勉強する必要があると感じた」と振り返った。

 

 FAMトリップは奄振交付金を活用した「奄美群島育成人材フォローアップ事業」の一環で南海日日新聞社が企画。24日は沖永良部島である。